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今年も「日本観光特産大賞2021」を開催しています。
ご自身の商品開発や販売を支援している特産品、ご自身のお住まいの地域・県の特産品、知り合いの方が生産している特産品など推薦いただき、今年も数多くのノミネートがありました。その中から観光特産協会専門委員会による選考で10品に絞り込み、その特産品が発表されました。

最終選考には8名の専門家が審査員となり、ノミネートされた特産品を1位から10位までのランキングを付け、ポイントによる加点方式で集計し「観光特産大賞 グランプリ」「金賞 優秀賞」「金賞 ニューウェーブ賞」を決定していきます。

<ノミネート品詳細>

青森県三戸郡 階上(はしかみ)漁師の万能調味料「かぜ水」:階上町の漁師の家庭では、塩ウニの精製過程で発生した、市場に出回らないウニのエキス「かぜ水」を、家庭の万能調味料として、様々な料理に使われている。

宮城県気仙沼市 気仙沼のふかひれスープ:気仙沼市は宮城県北部に位置し、年間を通じ、まぐろやかつお、さんまなど、多くの種類の魚を水揚げする日本有数の水産都市。なかでも、ふかひれは、質・量ともに日本一の実績を誇り、「ふかひれ」=「気仙沼」と称される程、全国的に知られている。

山形県 だだちゃ豆:日本一有名な茶毛系統の枝豆で、茹でると芳ばしい香りがあたりに立ちこめ、口に入れると甘みとうま味が広がる。

静岡県浜松市 浜松注染そめ(はままつちゅうせんそめ):かつては織物で栄え、現在は数か所にある工房で見られるその職人技と共に、決して絶えさせることなく今も若者たちへの伝承をつなげ続けている。

兵庫県 淡路の生しらす丼:生しらすは淡路島の岩屋港で水揚げされたもののみを使用し、秘伝のタレに漬け込んで瞬間冷凍。食べる際は、凍ったままの本品をパッケージのまま5~10分氷水で解凍するだけで完成する。

鳥取県 大山(だいせん)の白ネギ:鳥取県西部の白ネギの歴史は古く、明治の中期から栽培が始まり、昭和の初期には弓浜半島の主要品目となった。その後、各地区に栽培が広がり、現在、京阪神を中心に出荷しており、西日本では有数の産地となっている。「伯州美人」は、古くから県西部地区で栽培されていた在来種。現在栽培されている品種に比べ、軟白部分が太くてやわらかく、甘みがつよいのが特長。

広島県 瀬戸内レモン:瀬戸内海沿岸の気候は降水量も少ないことでレモン栽培に最適で、他の産地のモノより甘みがあって糖度が高い特徴があるといわれる。また皮が比較的薄いことで、そのまま食することができることから、鍋料理などをはじめレモンを使った多数の料理レシピも生まれた。高品質をもつ地域ブランドとして広まり定着している。

長崎県五島地域 五島手延うどん:一般的なうどん麺より細い「五島手延うどん」は、もっちりとしながら独特の硬さ、コシをもっている。地元産の塩や椿油を使用するなど、歴史的な製造方法の伝承がある。

福岡県宗像(むなかた)市 鐘崎の玄海もん:鐘崎漁港に水揚げされた天然フグとアナゴなどの水産物とその加工品。玄界灘の荒波にもまれ育ったふくやアナゴは、その「香り」「旨み」「身のしまり」「歯ごたえ」など最高品質である。

沖縄県久米島町 海洋深層水活用 海ぶどう他:沖縄の離島である「久米島」は海と山、そして水に恵まれた食材の宝庫。海の緑のダイヤモンドといわれる海ぶどう(正式名称:クビレズタ)は磯の香りとあのぷちぷちっとした食感が人気で、沖縄久米島の深度612mから取水した海洋深層水を利用して養殖した。徹底した水温・水質管理により四季を通して出荷できる。低カロリーでとってもヘルシーなうえ、久米島海洋深層水を使用することによりミネラルも豊富になった。

<審査員>(敬称略)

日野隆生(東京富士大学教授)、舘和彦(愛知学泉大学教授)、小財誓子(6次産業化プランナー)、笠谷圭児(販路コーディネーター)、斎藤省吾(商品開発コーディネーター)、金廣利三(6次産業化プランナー)、槙利絵子(観光特産士マイスター・観光コーディネーター)、小塩稲之(日本観光文化協会会長)

<募集要項>

  • 1.ノミネート基準
    • ①観光資源(5体系)を活用した地域の特産品、特産物である
    • ②特徴的、差別化された「コトづくり」及び「場おこし」の活動を行っている
    • ③食と観光、地元グルメ、お土産品などで、今年話題になった、特産品、特産物開発である
    • ※①~③いずれかの基準を満たしていれば、すべての要件を満たさなくとも可。
  • 2.現在お住まいの都道府県と併せ、思い出の場所、ゆかりの場所も加えて、「応援したい観光特産」3点まで

<大賞発表までのスケジュール>

ノミネート応募期限:2021年11月1日(月)

  • 11月:「観光特産大賞」グランプリ・「金賞」優秀賞・「金賞」ニューウェーブ賞決定
  • 12月初旬:プレスリリース

<応募者の中から抽選で特産品プレゼント!>

ノミネートにご応募いただいた方の中から、
日本観光特産大賞2021のグランプリ・金賞「優秀賞」・金賞「ニューウェーブ賞」 受賞商品1品を、
抽選で各1名様に差し上げます。

※当選者の発表はプレゼントの発送をもって代えさせていただきます。
※受賞発表後、1ヶ月以内に発送いたします。
※個人情報はプレゼントの発送のみに使用します。

<お問い合わせ>

【主催】一般社団法人 日本観光文化協会
【運営】日本観光特産士 運営事務局
【特典】最終選考で受賞された「日本観光特産大賞 グランプリ」「金賞 優秀賞」「金賞 ニューウェーブ賞」については書籍「日本の観光特産」の別冊版に掲載されます。
【お問い合わせ】日本観光文化協会「日本観光特産大賞」事務局  担当 北(きた)TEL03-5948-6581

≫ノミネート応募はこちら → 受付は終了致しました。たくさんのご応募ありがとうございました。

観光特産大賞とは

「観光特産大賞」とは、毎年12月にその年のヒット商品である観光特産品を一般社団法人日本観光文化協会が表彰してゆく制度です。

昨年の観光特産大賞「グランプリ」は城下町・新潟県村上市の鮭のまち「村上鮭」が見事大賞「グランプリ」を受賞。また、金賞「優秀賞」が山形県河北町発祥の「冷たい肉そば」、金賞「ニューウェーブ賞」を石川県能登町の「イカの駅つくモール」と「小木イカ」がそれぞれ受賞し、地方紙などのメディアに掲載されるなど話題になりました。

この活動の目的は、日本各地で育成されている観光特産品を再発見、再発掘し、一定の価値を付与することで、知名度やブランド力向上に寄与し、地域の活性化を後押しするものです。また、協会では表彰された観光特産品の時代背景や社会的な価値などを今後も調査分析し、内外に発信をしてまいります。

最終選考された3商品については書籍「日本の観光特産・名産」別冊版に掲載されます。また、観光特産大賞の「グランプリ」「金賞」の各ロゴの使用が認められ、商品パッケージ等に使用可能になります。

日本観光特産の表彰については、以下の基準があります。この中のいずれか基準に達していることが必要です。

  1. 観光資源(5体系)を活用した地域の特産品、特産物であること。
  2. 特徴的、差別化された「コトづくり」及び、「場おこし」の活動を行っていること。
  3. 食と工芸、そして観光、地元グルメ、お土産品などで、今年話題になった、特産品、特産物開発であること。

観光特産大賞「グランプリ」、金賞「優秀賞」、金賞「ニューウェーブ賞」

特産品20品が観光特産大賞事務局の専門家委員会によりノミネートされ、最終選考には10名の各界の専門家が審査員となり、ノミネートされた特産品を1位から10位までのランキングを付け、ポイントによる加点方式で集計し、観光特産大賞「グランプリ」、金賞「優秀賞」、金賞「ニューウェーブ賞」が決定します。

「日本観光特産大賞2021」

観光特産大賞「グランプリ」→商品力と仕組みつくりで他を圧倒する商品に贈られる賞

金賞「優秀賞」→今年度、トレンドを捉えた商品に贈られる賞

金賞「ニューウェーブ賞」→新たな市場を創造した商品に贈られる賞

観光特産とは

「観光特産」とは、
「観光資源と地域特産の融合によって生み出された商品及びサービス」のことを『観光特産』と、一般社団法人日本観光文化協会では定義しており、次のような関係図式で表しています。

観光特産 = 観光資源 x 地域特産

※『観光特産』とは、「観光資源」と「地域特産」とを融合させることで地域特有の商品及びサービスの存在になると定義しています。
『観光特産地域』の造成には、地域に備わっているモノやコトである「地域特産」を、観光需要を呼び込む「観光資源」となるように、発掘し、収集して整理していく仕組みづくり=「コトづくり」が重要となります。

観光でその地域を訪れたいと望む人々にとっては、その地域が選択に値する魅力あるものが存在していることがポイントとなります。それは、その地域ならでは、その地域でしか体感できないモノやコトが存在するかどうか、です。そうしたモノやコトは、地域の魅力を構築できる「資源」でもあり、地域の存在を表す「地域特産」ともいえます。地域では、その「地域特産」に成り立ちや誕生にあたっての物語があるかを検証する必要性があります。

過去の受賞はこちら→→【日本観光特産大賞2020】【日本観光特産大賞2019】