公的「観光の5資源体系・商品開発ブランディング」支援事業

「観光資源5体系」とは

観光資源5体系は、日本観光文化協会の小塩稲之が提唱した理論です。

従来の観光資源は、一般に「自然観光資源」と「人文観光資源」、あるいは「自然観光資源」と「歴史文化観光資源」というワードの2つに分類されたり、地域資源として「自然系・社会系・人文系資源」等に分類されてきました。

しかし、現在のように社会が成熟化された時代では、この枠組みでは、マーケティングやその戦略が見えてこなかったといえます。そこで、重要となる理論が、「観光資源5体系」(観光特産士検定:小塩稲之の書籍から引用)です。観光資源を縦軸に「自然景観」、「生活文化」、「伝統的歴史」、「スポーツ」、「芸術」の5つに分類し、横軸には具体的な「観光資源」、「観光地」を分類したものです。

観光の5資源体系は、時代により、変化し、変貌する「コトづくり」「場おこし」の視点項目を加えた観光資源活用のための基本理論となっています。そして、ここにも「マネジメントマーケティング」の理論が生かされています。特に「観光の5資源体系」(「自然景観」、「生活文化」、「伝統的歴史」、「スポーツ」、「芸術」)を、地域で分析・評価し、観光資源の発掘と場おこしを進めながら取り組むことが、「観光資源の活用の目的」として重要になるからです。

(一社)日本観光文化協会は、 一般社団法人として、社会貢献と共有価値の創造を行い、「観光と食と伝統工芸」を中心に、温泉、グルメ、土産物、駅弁、伝統工芸品、伝承品、地場産業などに関する「観光の5資源体系・商品開発ブランディング」支援事業を実施しています。

以下は、その詳細です。

イベント・講演会

観光協会や旅行代理店などが主催する事業者向けセミナーから、新聞社やカルチャースクールが開催する一般向けのセミナーまで幅広い活動を実施できるようにしています。観光特産写真展や観光特産試食会や、各種の関連教室等の協力ができる体制づくりも行なっています。

ブランドつくり・プロデュース事業

温泉、グルメ、土産物、駅弁、伝統工芸品、伝承品、地場産業やテーマパーク、ホテル、レストラン、そのほか自治体や民間企業が有する観光施設など幅広いクライアントからの依頼を受け、観光特産をテーマにしたイベント企画や商品開発を行っています。地域の認知度やブランディングを向上させ、観光特産での集客・売上の向上を図るお手伝いをさせていただきます。

コンサルティング事業

自治体や行政機関の観光特産による場おこし、まちおこしから、旅行代理店、交通機関、不動産、自動車、飲料メーカーまで様々なクライアントにコンサルティングを行っています。

観光の5資源体系・開発ブランディング支援

全国の「観光特産士®」の投票をもとに、厳正かつ公平な審査にて決定して、国内において優秀なブランドを認定します。これまで、5資源体系開発ブランディングの各地の事例で培ったノウハウ、消費者やマスコミとのネットワークをいかすとともに、総合的なブランディングにおける課題解決も図ってゆきます。場おこし講座を核に販促支援、プロモーションやタイアップ企画のコンサルティングをお手伝いします。

場おこし講座講師ガイドの発行

生涯学習の場での教育活動において、指導者が参考に出来るプログラムをまとめた冊子を発行し、指導者向けの講習会を開催しています。講師を目指している方は、ぜひ『場おこし講師・養成講座』にご参加ください。詳しくはこちら

※当協会は出版、コンテンツ企画・制作 書籍・写真集テキスト出版事業 当協会の事業である「日本観光特産ブランディング活動」、「観光特産士®検定」に関わる書籍、写真集、ガイドブックなど、 鑑賞性の高いテキスト出版事業を行っています。

全国観光特産士検定と地域資源の活用

(一社)日本観光文化協会の『観光特産士®検定』や『観光コーディネーター資格』は、検定や資格認定の育成活動などを通じて、誰もが意欲と能力に応じて伸び伸びと働き、生きる喜びを実感できるユニバーサルなキャリアアップ・プログラムの構築を行っています。協会のあらゆる研修は、その育成機関として優秀な人材を世に送り出し続けることが目標です。

[1]専門家委員会で構成された委員が、各分野に必要なテーマを厳選して出題します。
[2]多くの地域資源、特産品・観光における地理、歴史、文化などからバランスよく出題し、総合的な実践力を検定します。
[3]検定級は4段階に分かれており、学生から社会人まで各受検者の到達目標に合わせた受検が可能です。
[4]受検者全員に「結果通知」を送付します。
[5]事例問題を公開し、 自学自習も可能で「どのように勉強したらよいかわからない」といった不安を解消します。
楽しみながら着実にステップアップでき、情報力を高めます。最上級ライセンスの専門家として「観光コーディネーター認定制度」があり、活躍の場が広がります。観光特産士検定は、単なる検定ではなく、数々の実績に支えられた検定です。

公的支援機関に係る主な評価業務及び商品開発・マーケティング支援活動

・ 専修学校教育重点支援プラン教育プログラム開発委員派遣
・ 公的機関「雇用能力開発センター」のマーケティング専門研修講座
・ 全国商工会議所連合会「販路開拓セミナー」
・ハローワーク給付金「マーケティング専門家研修講座」
・シルバー人材センター「販売コーディネート講座」
・その他、公的機関主催の中小企業マーケティング力強化塾
その他、マーケットイン型ものづくりセミナー、製品改良ブラッシュアップ実践塾、商品デザイン塾、販路開拓支援セミナーなどへの専門化講師派遣等多数実施

公的支援機関に係る主な評価業務及び商品開発・マーケティング支援活動

・中小企業基盤整備機構「中小企業・ベンチャー挑戦支援事業のうち事業化支援事業および実用化研究開発事業」評価等実施者派遣
・経済産業省セールスレップ普及検討会委員派遣
・経済産業省経済産業政策局ベンチャー企業の公的調達の促進に向けた研究委員派遣
・中小企業基盤整備機構北海道  販路開拓セミナー
・北海道商工会議所連合会  販路開拓セミナー
・東経連事業化センター「ナビゲータ支援」
・秋田県商工会連合会「地域の優れもの魅力向上事業」
・山形県商品開発セミナー
・山形県販路コーディネータ相談会
・全国中央会 青森 販路開拓相談会
・全国中央会 岩手  販路開拓セミナー
・福島県販路開拓支援
・栃木県販路開拓支援
・栃木県鹿沼商工会議所販路開拓支援
・両毛地区販路開拓支援
・埼玉県ベンチャー 販路開拓支援
・埼玉県主催「中高年のためのセールスレップ、販路コーディネータ」研修講座
・静岡県商工会連合会「エキスパート・バンク」
・財団法人やまなし産業支援機構「販路開拓サポート事業」
・新潟県産業推進機構 販路開拓セミナー
・新潟県商工会連合会(佐渡島)販路相談支援
・福井県商工会連合会「新商品相談会」、「新技術ブラッシュアップ相談会」
・財団法人石川県産業創出支援機構「集中トレーニング事業」
・三重県 志摩・度会商工会広域連合「実践・販路開拓のすすめ」セミナー
・財団法人岐阜県産業経済振興センター「販路開拓支援業務」
・滋賀県商工会連合会販路開拓支援:相談会
・大坂産業創造館 販路開拓セミナー、販路開拓支援
・兵庫県地域活性化センター・ナビゲータ支援
・財団法人岡山県産業振興財団「首都圏販路開拓事業」
・作州津山商工会「地域資源∞全国展開プロジェクト」
・経済産業省 中国産業局 広島県 販路開拓セミナー
・鳥取県「マーケティング先進企業育成事業」
・財団法人とくしま産業振興機構「売れるものづくり販路開拓支援業務」
・財団法人かがわ産業支援財団「県外販路開拓活動促進支援事業」
・愛媛県「愛媛プロダクツ県外市場チャレンジ事業」
・福岡県商工会連合会「食品にかかる求評会・商談会」
・沖縄県産業振興公社「沖縄県内中小企業マーケティング事業」

金融機関

・駿河銀行「販路開拓マッチング」支援事業
・鳥取銀行「販路開拓マッチング」支援事業

※提携する経済産業省認可「セールスレップ協同組合、日本セールスレップ協会が実施した事業が含まれます。

観光資格の「コーディネーターレベル」の人材育成

協会ではコーディネーターレベルの人材育成として「観光コーディネーター認定制度」を設けています。観光コーディネーターについての詳細は、日本観光士会のホームページをご覧ください。