「江戸時代から300年以上のメダカ観賞文化」

日本で最初の改良メダカは「緋メダカ」です。

メダカはわが国で初めて改良品種として登場したのが「緋メダカ」です。

この「緋メダカ」が、江戸時代から観賞魚として庶民の間で親しまれてきました。ですから、観賞メダカは、300年以上の歴史があります。

しかし、その後、緋メダカの人気は「金魚」により下火となりました。その理由は、江戸中期に金魚が珍重されるようになったからです。それまで高嶺の花(たかねのはな)であった金魚が庶民でも飼育できるようになったからです。

ところが、白メダカが昭和初期から、さらに青メダカが繁殖され、1900年代後半、今から50年ほど前には、第2次の改良メダカの歴史が本格的にスタートしたことが出版物「メダカの教科書」に記載されています。

そして、2017年に没後40年を迎えたメダカ先生こと大学教授の山本時男博士が発見した「ヒカリメダカ」などが論文とともに発表され、そのメダカたちも全国にばらまかれ、配布されたのでした。

そこから、中国地方や四国地方などの愛好家が飼育していた「緋メダカ」や「青メダカ」、「白メダカ」「ダルマメダカ」「ヒカリメダカ」などの中から、珍しいメダカが登場しました。

それが、現在の楊貴妃や紅帝(こうてい)、幹之(みゆき)といわれるようなメダカたちです。

これが、今もその第2次ブームが続いているといわれるゆえんです。

ですから、観賞メダカの歴史が最近2000年頃から、あるいは20年程度の歴史だと思っている方は、間違いです。改良メダカの歴史は、300年以上前から始まっているのです。

メダカの飼育と繁殖

メダカの飼育は、実はとっても簡単です。

体が小さいので、小さなボウルのような容器から始められます。また、庭、玄関、ベランダ飼育のような屋外飼育であれば、さらに簡単です。ただし、逆に部屋の中の水槽などで飼う場合は、水が悪くなるのが早いため、エアレーションなどが必要な場合があります。

屋外での飼育は、基本的にエアレーションは必要ありません(あってもよい)。
餌は、100均(ダイソーやセリアなど)のメダカの餌で大丈夫です。が、こだわり餌もたくさん出ています。

10匹程度で、一つまみ、ほんの少しでよいです(ユーチューブなどで動画がたくさんあります)。なお、餌は11月には切ってください。翌年の2月までは冬眠ですので、餌はいりません。水替えも、濃いめのグリーンウォーターにして、そのままひと冬を越せます。

屋外飼育方法

【必要な物】

・表面積が広い容器

(発砲スチロールの箱・スイレン鉢・プランターやバケツなど)

【水温・水質】

メダカにとって、一番な快適な水温は約23~26℃くらいといわれています。高温では 35℃を超えてくると危ないです。冬は、水が凍っても、メダカが凍らない程度の氷が張っても大丈夫です。

野外で飼育する際は、上見と言って上からメダカを見ることになるため、小さな錦鯉とも呼ばれる三色系のメダカなどが適しており、上から眺めていてもずっと、飽きません。

逆に、横から見た方が美しいメダカ、特にリアルロングフィンやマリアージュ、スワロー、天女の舞といったヒレ長のメダカたちは、透明な水槽で飼育すると良いでしょう。こういったメダカたちは、屋内飼育が向いています。

しかし、基本的には、どの種類のメダカも屋外、屋内とも飼育が可能です。ただし、ダルマメダカやアルビノメダカなどは、通常のメダカとの競争に弱いため、他の種類のメダカと一緒に飼うことは推奨できません。

飼育容器の大きさとメダカの数は、一般に1Lに、Ⅰ匹と言われています。ただし、なるべく大きな容器で飼育するとメダカも大きく育ちます。成魚になったメダカの大きさは、3cm前後ですが、3年飼育できたメダカは4cm以上に育つものがあります。

春~夏(5月―8月)に繁殖シーズンを迎え、冬(11月―2月)には冬眠するという、自然のメダカのありのままの形で飼育することが一番簡単です。

寿命

自然界では約1~2年の寿命と言われています。飼育下では環境などによるため一概には言えませんが、通常2~3年程度、生きます。人工的に大切に飼育すると、4~5年など長く生きる個体もいます。
しかし、メダカは生き物なので、必ず”死”と隣り合わせとなりますので、そこのところは十分理解して始めてください。そして、その寿命は短いことから、「累代」といわれる子孫をつないでゆくことをマスターすることがとても重要になります。

コツさえ掴めば、初心者でも簡単にメダカが飼育できます。メダカを飼うことが出来れば、どんなメダカでも大抵飼育できます。初心者でもメダカを簡単に飼えることが出来るのです。高嶺の花と言われる「高級メダカ」もいます。しかし、そのようなメダカも時がたてば、手軽に買える価格になるのもメダカの特徴です。

殖やす

ビオトープなどでは、卵をホテイアオイ草(またはセリアで売っている100均の卵トリーナ)などに産み付けます。そのままにしておくと親に食べられてしまいますので、別の容器に入れて(バケツで可)飼育し、1cm程度(孵化から5-7週間)に育てば、親と一緒の容器で大丈夫です。

メダカは寿命が短いので、できれば増やして育てたい処です。そうすると永久に子孫が残せます。

ビオトープ・ベランダ飼育

ビオトープ・ベランダ飼育では、太陽を浴びて、多彩な植物を取り入れ、自然を切り取ったかのような豊かな風景を作ることができます。太陽光が水生植物を育て、水中に発生する虫やプランクトンがエサになり、比較的自然まかせにすることができるのが、屋外ベランダ飼育の特徴です。

メダカの分類方法

日本メダカの会では「5体型4観鱗メダカ品種分類法」を使って覚えていきます。

この「5体型4観鱗メダカ品種分類表」で覚えると、複雑なメダカの品種区分も、とても簡単に覚えられるからです。

まず、体系が5体型に区分できること。そして、鱗(うろこ)を観ると書いて4つの代表的な観鱗区分である「通常鱗」、「透明鱗」、「非透明鱗」、「半透明鱗」(特殊鱗といわれるものもある)を覚えます。

次に、メダカには「表現」という言葉があり、まさにメダカ自体がその特徴を現わしている「色」「柄」ヒカリ」「目」「ヒレ」などです。

大きく言いますと、これだけです。

メダカの初心者の方々には、この「5体型4観鱗」は、とても重宝がられています。

よろしければ、メダカ飼育が初めての方を含め、皆さんも、ぜひお使いください。

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