2021年12月7日 日本農業新聞に、瀬戸内広島レモンが日本観光特産大賞2021グランプリと掲載されました。

 日本観光特産大賞2021が6日発表され、JA広島果実連(広果連)の「瀬戸内広島レモン」がグランプリに選ばれた。国産レモン人気をけん引し、観光資源として瀬戸内のイメージアップや各種加工品、レシピ開発が観光客の誘致に貢献してきたことが高く評価された。授賞式は来年1月22日にオンラインで開く。

 大賞は、その年のヒット商品である観光特産品を日本観光文化協会が表彰する。日本各地で育成されている産品の魅力を再発見し、ブランド向上と地域の活性化を後押しすることを目指すものだ。

 候補となった特産品は、加点方式で集計する。グランプリは、商品力と仕組みづくりで他を圧倒した商品に贈る。

 選考では「皮まで安心して食べることができ、まろやかで多数の料理に使われている」「レモンを使ったレシピが女性観光客に好評」「日本のエーゲ海のイメージに一役買っている」といった推薦の言葉が相次いだ。

 広果連は「産地、市場、店舗関係者の協力によるブランド向上への取り組みが受賞につながった。一層の産地振興への励みにしたい」と喜ぶ。

 この他、流行を捉えた商品に贈る優秀賞に「五島手延うどん」(長崎・新上五島町観光物産協会)を、新たな市場を創造した商品に贈るニューウェーブ賞には「沖縄県海洋深層水」(沖縄・久米島町役場)を選出した。(広島・南部)

2021年12月7日 日本農業新聞